日本ブランドにもかかわらず知名度が今一つの『オリエント』。コスパの良い機械式腕時計を作らせれば右に出るものはいない、と個人的に思っています。
そんなオリエントの人気シリーズの一つで、海外で高い人気を誇る機械式ダイバーズウォッチ「MakoⅡ」です。
っというわけでオリエント海外モデル「MakoⅡ(SAA02002D3)」を簡単にレビューしていきます。
オリエント「MakoⅡ(SAA02002D3)」
”MakoⅡ”は海外モデルを日本で販売している、いわゆる逆輸入品です。
カラーは今回紹介するブルーとブラック、ペプシカラーの3種類。
Makoを語るうえで比べられることが多いのがセイコーの海外モデルダイバーズ「ボーイ」。価格帯や性能面でもよく似てますからね。
比較記事を書いたのでご覧ください⇩
関連記事 セイコー「ボーイ」vsオリエント「マコⅡ」スペック・違いなど徹底比較
スペック
SAA02002D3 | |
---|---|
ケース経 | 約41.5mm |
ケース厚 | 約13mm |
ラグ幅 | 22mm |
重さ | 約171g |
駆動方式 | 自動巻き(手巻きつき) |
風防素材 | ミネラルガラス |
耐水性能 | 200m |
その他 | デイデイト表示 |
ちょうどいいサイズ感のダイバーズウォッチではないでしょうか。
管理人は手首回り約16.5cm(日本人の平均)ぐらいなので42mmぐらいまでのサイズがありがたいですね。
ダイバーズウォッチはデカくなりがちなんですが、42mmよりも大きくなると自分の手首だとアンバランスな印象になってしまいます…。
風防はミネラルガラス使用。サファイアクリスタルのような強度がないため傷がつきやすいですが、価格が価格なのでしょうがないですね。
初代Makoとの違い
初代Makoから、大きさはそのままでムーブメントがCal.F6922に進化。手巻き機能とハック機能(リューズを引いたときに秒針が止まる機能)が追加されました。
ケースデザインも少し変更されています。
初代Mako(左)は2時位置に曜日送りするためのプッシャーがありました。しかし新ムーブメントを搭載したMakoⅡ(右)ではリューズで操作可能になったのでプッシャーはなしに。
2時位置のプッシャーがなくなりスッキリした印象になったものの、ダイバーズウォッチとしては無難になってしまった感じでしょうか。
どうですか? 個人的にはMakoⅡのスッキリしたデザインの方が好きですけどね。
「初代Makoがほしい」って方は残念ながら現在ほとんどの販売店で在庫切れです。中古ならオークションやフリマアプリでたまに見かけますよ。
「MakoⅡ(SAA02002D3)」付属品と外観
今回はAmazonで購入。
腕時計本体と、付属品としてクッション・説明書・保証書。箱が案外しっかりした作りで好印象です。
重さは約171g。ずっしりとした重量感が感じられます。
濃いブルーで統一してあり爽やかな印象。個人的にダイバーズウォッチは海が感じられるブルーが好きです。
風防はフラット。ダイバーズウォッチ特有のギザギザベゼルがかっこいい。
オリエントロゴが入っています。
ねじ込み式リューズのため、使い始めはいったん6時方向にゆっくり回す必要があります。
2段階引けて、1段階目で日付調整(右回し)と曜日調整(左回し)。2段階目で時刻調整(左回し)です。日付・曜日調整不可のタイミングがあるので、よく説明書を読んでください。
バックスケルトンではありません。個人的には裏スケが好きなのでちょっとだけ残念。
ダイビング中に外れないように(かどうか知りませんが)2重ロック式バックルが採用されています。
今回はAmazonで購入したのでベルトの調整が必要でした。”バネ棒外し”があればけっこう簡単です。長さ調整だけなら安物で大丈夫。
ただ、今後ベルトを変えたり中古を買うなど考えてるなら「ベルジョン」がおすすめ。バネ棒外しでは高級品です(と言っても2,000円ほど)。
傷つけるのが不安な方は時計屋に行けば1,000円ほどでやってくれます。
大きさ・重さ計測
リューズ込みだと約45mm。
ラグ幅は22mm。ベルト交換の際は参考にしてください。
4コマ落として152g(左)です。ちなみにベルト調整する前で171g(右)。そこそこ重量感がありますね。
着用時の使用感レビュー
オリエントロゴと秒針の赤がいい仕事しています。
ケース厚が約13mmとそこそこ分厚いのでぶつけないように注意してください。
2重ロック式バックルは安心感抜群です。
外でのリストショット(ちょっと曇っててすみません)。
自然光に当てると屋内より深い青に見えますね。落ち着いた良い色に感じます。
NATOベルト交換
管理人が持ってるNATOベルトに交換してみます。
「MakoⅡ(SAA02002D3)」の注意点
購入する前に知っておきたい注意点としては
- そこそこ重い
- ベゼルが薄く回しづらい
ぐらいですかね。
そりゃスイスの高級時計に比べればケース・ベルトなど全体的にチープな感じは否めませんが、価格と性能・作りのバランスが取れた良いモデルだと思います。
「MakoⅡ(SAA02002D3)」レビューまとめ
実際手にしてみて、作りこみも素晴らしいですし手巻き付き・ハック付きでこの値段なら大満足です。
- 機械式ダイバーズウォッチがほしい
- でも予算はあまりかけられない
そんな方にはこの「MakoⅡ」はめちゃくちゃおすすめです。夏場はもちろんアウトドアシーンで大活躍すること間違いなし!
以上、オリエント「MakoⅡ(SAA02002D3)」のレビューでした。
コメント