日本ブランドにもかかわらず日本での知名度が今一つの『オリエント』。コスパの良い機械式腕時計を作らせれば右に出るものはいない、と個人的に思っています。
そんなオリエントの海外モデルの中で、高い人気を誇る機械式ダイバーズウォッチが今回紹介する「RAY」です。
この記事では、オリエント海外モデル「RAY RAVENⅡ(FAA02003B9)」について、画像を使いながらわかりやすくレビューしています。
オリエント「RAY RAVENⅡ(FAA02003B9)」
オリエントの海外モデルダイバーズ「RAYⅡ」。
カラーバリエーションはブラック(FAA02004B9 )、ブルー(FAA02005D9)、そして全体にブラックコーティングされた「RAY RAVENⅡ」。
ブラックレイ・ブルーレイとの愛称で呼ばれています。
”RAVEN=カラス”の意味通り真っ黒でかっこいい。RAVENだけ別名で呼ばれて特別感がありますね。
スペック
RAY RAVEN(FAA02003B9) | |
---|---|
ケース経 | 約41.5mm |
ケース厚 | 約13mm |
ラグ幅 | 22mm |
重さ | 約171g |
駆動方式 | 自動巻き |
風防素材 | ミネラルガラス |
耐水性能 | 200m |
その他 | デイデイト表示 |
機械式時計なので少しだけ注意が必要ですが、日常使いには何不自由ないスペック。
日本人平均手首回り(約16~17cm)にはちょうどいいサイズ感。管理人の手首回りは約16.5cmなので画像も参考にしてください。
マイナスポイントは風防素材。ミネラルガラスはサファイアガラスほど硬度がないため傷がつきやすいのが残念。
サファイアガラスは高価なので価格を抑えるためにはしょうがないですね。
オリエントの代表的な海外モデルダイバーズに「Mako」がありますが、サイズ・ムーブメントなどは全く一緒です。
Makoとの違い
「RAY」(左)、「Mako」(右)を比較。
今回紹介した「RAY」との違いはインデックスとカラーバリエーションのみ。バーインデックス&アラビアインデックスなら「Mako」、ドットインデックスなら「RAY」です。
ドットインデックスの方がダイバーズウォッチ感が強いですね。
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初代RAYとの違い
今回紹介するのは2代目の「RAY」。初代は生産が終了しているので新品では手に入りづらい(というかほぼ無理)です。
初代RAYとは、サイズは全く一緒でムーブメントがCal.F6922に進化。手巻き機能とハック機能(リューズを引いたときに秒針が止まる機能)が追加されました。
ケースデザインも少し変更されています。
初代(左)は2時位置に曜日送用のプッシャーがありました。しかしRAYⅡ(右)ではリューズで操作可能になったのでプッシャーは無し。
2時位置のプッシャーがないことでスッキリしましたが、ダイバーズウォッチとしては無難になってしまった感じでしょうか。
個人的にはスッキリしたデザインの方が好みなので嬉しいですが、どうですか?あったほうがいいと思う方もいるかも。
「RAY RAYVEN(FAA02003B9)」付属品と外観
今回は楽天市場(アッキーインターナショナル)で購入。
いつもより少し高級そうな箱に入ってました。付属品はクッション・説明書・保証書。
黒で統一されていてシブい。
デイデイト表示が白背景のモデルもあるようです(型式は同じ)。なぜ違うのかは調べてもわかりませんでした。わかる方はコメント欄で教えてください。
重さは約171g。ずっしりとした重さが感じられます。
横からの画像。
ベゼルのギザギザがかっこいい。
リューズにはオリエントロゴ。
ねじ込み式なので使い始めはいったん反時計回りにゆっくり回します。
ロックっぽいのが外れたら時計回りで手巻き、一段階で曜日&日付調整、二段階目で時刻修正。日付と曜日修正不可のタイミングがあるので説明書は必読です。
裏蓋はノーマル。管理人は裏スケ派なのでちょっとだけ残念。
ダイビング中に外れないように(かどうか知りませんが)2重ロック式バックルが採用されています。
夜光もきれいに光ってくれています。
4コマ落として152g(左)。ベルト調整する前は170g(右)です。
ラグ幅は22mmです。ベルト交換したいときは参考にしてください。
ネット購入なので要ベルト調整。
自分でできない人は腕時計屋さんにもっていきましょう。たぶん1000円ぐらいで調整してくれます。
自分で調整したい人は”バネ棒外し”を購入してください。
1000~2000円のもので上等です。それか替ベルトを購入すれば付属している店舗もあります。
管理人愛用⇩
着用時の使用感レビュー
かっこいい。赤い秒針がワンポイントになってます。
大きすぎず小さすぎずちょうどいいサイズ感じゃないですか?
ケース厚は約13mmでそこそこ厚目。気を抜いてぶつけそうです。
2重ロック式バックルは安心感抜群です。
外でのリストショット。
自然光の下でも変わらず黒。かっこいい。
NATOベルトに交換
NATOベルトに交換してもかっこいいはず
カーキを合わせるのが多め。
革タイプのNATOベルトもイカしてます。真夏は汗でボロボロになりそうなので控えます。
ボンド風の黒×グレーもおしゃれ。落ち着いた印象ですね。
青はイマイチ気に入ってないので登場回数少な目になりそう。
黒のNATOベルトも合わせてみたい。
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「RAY RAYVEN(FAA02003B9)」注意点
購入する前に知っておきたい注意点としては
- そこそこ重い
- ベゼルが薄く回しづらい
- もしかしたらブラックコーティングがすぐ剥がれるかも
でしょうか。
ブラックコーティングは今のところ大丈夫そうですが、もう少し使い続けないとわかりません。いきなりボロボロ剥がれるかも…。
高級時計に比べればケース・ベルトなど全体的にチープな感じは否めませんが、価格と性能・作りのバランスが取れた良いモデルだと思います。
「RAY RAYVEN(FAA02003B9)」レビューまとめ
デザインもかっこいいですし、スペック面でも問題なし。実際に手にしてみてめちゃくちゃ満足です。
- 機械式ダイバーズウォッチがほしい
- 予算は抑えめに
- 他とは一味違ったデザイン
そんな方には「RAY RAVENⅡ」はピッタリではないでしょうか。
以上、オリエント海外モデル「RAY RAVENⅡ(FAA02003B9)」のレビューでした。
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